使用上の注意
本製品の使用上の注意事項は、以下の6点です。
- 復元の精度
復元できたように見えても、削除前のファイルと完全に同一のものであるということの保証はありませんので、正常かどうかは必ずご自身で確認してください。
但し、復元元ファイルを書き込む時に、ドライブに十分な空き容量があり、かつ、削除直後のものであれば、高い確率で削除前のファイルと同一の状態に復元します。
- 復元したファイルが開けない、文字化けするという問題
本製品はこれまで幾たびかのバージョンアップを重ね、本製品よりも相当高価な製品に引けを取らないほどの復元の精度を向上させてまいりましたが、それでもファイルが開けない、または、文字化けするということがあり得ます。
このような場合は、ファイルの中身の一部、または全部が他のファイルにより上書きされているか、または、空きクラスタの中で断片化していることが考えられます。
元ファイルがテキスト形式を含むファイルであった場合は部分的に可視化して活用できる可能性はありますが、ファイル全体の復元はほぼ不可能です。
※このようなケースの場合において、わずかでも良いので可視化して欲しいということであれば、別途個別にご相談には応じますが、ほぼ不可能だと考えて下さい。なお、事前診断は無料とします。)
- ソフトウエア本体を保存するディスク
ソフトウエア本体、つまり、復元本体を復元すべきファイルが存在するドライブに保存しないで下さい。復元すべきファイルが存在するドライブに保存すると折角復元できる可能性があった当該ファイルの全部又は一部に復元が上書きされてしまう恐れがあります。また、当然ながら、完全削除すべきドライブにも保存しないで下さい。
- フォルダ単位の復元時の注意事項
フォルダ単位で復元する場合は、その中に入っていたファイルやフォルダが全て復元されるとは限りません。 復元されたフォルダの中に目的のファイルが存在しない場合は、そのファイルを個別に検索してみてください。 それでも見つからなければ復元は不可能です
- 完全削除機能の複数回実施の励行
完全削除機能を実行すると完全なファイルとしての復元はほぼ不可能になります。
しかし、厳密に言いますと、削除されていないファイルの最終クラスタの中に削除されたファイルの破片、または、ファイル情報が含まれている可能性もあります。
完全削除した後に、再度復元機能により検索したところ、完全削除したつもりのファイルのファイル情報が見つかったという場合でも、ファイルの中身自体は消えているはずですが、そのファイル情報も消してしまいたい場合には、完全削除機能を再度実行してみてください。
本製品の完全削除機能を、複数回実施することにより、時差などの関係で前回消去できなかったものが、次回は消去できる場合があります。
- ディスクの安全保証
復元機能を使用する場合は、物理セクタに直接書き込むことはしないため、たとえ本製品のプログラム上のバグがあったとしても、本製品によりディスクを損傷する恐れはないと思われます。
一方、完全削除機能を使用する場合は、物理セクタに直接書き込んでいくため、ディスクを損傷する恐れはあります。
このため、製品開発時には、相当の月日をかけて何度も動作試験を繰り返し、正常に動作することを確認してきました。
それでも損傷する恐れが全く無いとは言い切れませんので、本機能を使用する場合は、自己の責任において実行してください。
機密データがまだ存在しており、ディスクの安全保証が求められているのでしたら、大事なデータを論理コピーするか、ディスクを丸ごと物理コピーしてから作業を開始することをお勧めします。
なお、弊社では、ディスクの物理コピーサービスの提供やディスクの物理コピー製品の販売も行っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。